【ペットと暮らす家で重視することランキング】男女499人アンケート調査

ペットと暮らす家を選ぶ際に重視すること アンケート記事

あなたのご自宅は、ペットやあなたにとって快適ですか?

ペットと暮らす場合には、ペットの安全性や健康に配慮した家選びが重要となります。

また飼い主さんにとっても、ストレスなくペットと暮らせる環境であれば嬉しいですよね。

今回はペット(犬・猫・小動物)を飼っている499人にアンケートを実施。

「ペットと暮らす家で重視すること」や「ペットとの暮らしで見直したい家のポイント」について聞きました。

【調査概要】

  • 調査対象:ペット(犬・猫・小動物)を飼っている方
  • 調査期間:2024年8月31日~9月4日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:499人(女性345人/男性154人)
  • 回答者の年代:10代 1.2%/20代 22.2%/30代 36.0%/40代 24.0%/50代 13.0%/60代以上 3.6%

ペットと暮らす家を選ぶ際に重視すること1位は「家・敷地の広さ」

ペットと暮らす家を選ぶ際に重視すること

ペット(犬・猫・小動物)を飼っている499人に「ペットと暮らす家を選ぶ際に重視すること」を聞いたところ、1位は「家・敷地の広さ(166人)」でした。

2位「動物病院が近い(159人)」、3位「周辺を散歩しやすい(112人)」も多くの票を集めています。

「広さ」「散歩コース」「庭」「段差が少ない」など、ペットが快適に過ごせる環境を重視している飼い主さんが多数。

一方「音を気にしなくていい」は、近隣トラブルを予防するために重要な要素です。

「猫なので静かな環境を用意してあげたい」「シニアなので段差は排除したい」など、ペットの種類・性格や年齢に応じて重視ポイントが変わることもわかりました。

また家そのものや室内についての条件だけではなく、「動物病院」「散歩コース」「静か」など建物周辺の環境を気にする飼い主さんも多いとわかります。

1位 家・敷地の広さ

  • 猫と遊べるようにするため、リビングが広い物件を重視して選んでします(20代 男性)
  • ペットのスペースを作れるくらい広い部屋があるところを選ぶ(30代 女性)
  • 猫が動きまわれる広さ(40代 女性)

1位は「家・敷地の広さ」でした。

広い空間が必要になる理由は、「ペットが遊べるように」「ペット用品を置くスペースの確保」などです。

とくにリビングの広さを重視する人が多くなっています。

また犬を飼育している人からは、外で走り回れるように、広い庭を希望する声もありました。

2位 動物病院が近い

  • ハムスターを飼っているので、小動物を診てもらえる動物病院が近くにあることを重視しています(30代 女性)
  • 動物病院が近くに何件かある(40代 男性)
  • 24時間営業の動物病院が車で30分以内にあるのがベスト。平日に散歩しながら行ける近所の動物病院と、緊急時に駆け込める救急動物病院との使い分けができる(50代 女性)

2位は「動物病院が近い」でした。

動物病院ならなんでもいいわけではなく、「評判がいい・信頼できる」「土日や救急対応可能」「入院可能」といった条件を挙げた人も多くなっています。

また動物病院によって対応できる動物の範囲が違うので、自分のペットを診察してもらえるかも重要です。

なお周辺施設については「ペットショップが近い」「ペットサロンやホテルが近い」などの回答もありました。

3位 周辺を散歩しやすい

  • 車通りが少なく散歩しやすい道(10代 女性)
  • 近くに自然豊かな散歩コースがあること(20代 男性)
  • 近隣の公園など、散歩できる場所が数か所ある(40代 男性)

3位は「周辺を散歩しやすい」です。

散歩が必要なペットを飼っている場合、公園や遊歩道があるかチェックする人も多いとわかります。

また「公園までの道に広い歩道がある」「交通量が多すぎない」など、散歩道の安全性に留意している人も多くなりました。

飼い主やペットが気分転換できるよう、散歩コースが複数あることを挙げた人もいました。

4位 音を気にしなくていい

  • 音が響きにくいマンションの構造(20代 男性)
  • 動物の生活音が、近隣の迷惑にならないか(30代 女性)
  • 猫と亀を飼っています。猫が走り回ったり鳴いたりしても、近所への音漏れを気にしないで済むところを選びたいです(50代 男性)

4位は「音を気にしなくていい」です。

動物の鳴き声や足音が騒音トラブルに繋がることも多いため、音を気にしなくていいことを重視する人も多くなりました。

具体的には「鉄筋コンクリート造り」「壁が厚い」「戸建て」などが挙げられています。

5位 庭がある

  • 放し飼いできる庭がある(30代 男性)
  • フェンスで囲まれた庭があること(40代 女性)
  • 大型犬が走れる芝生の庭(50代 男性)

「庭がある」が5位でした。

犬など屋外で遊ぶことが好きなペットの場合は、庭があると快適に過ごしてもらえます。

「芝生がいい」「柵があると安心」「日当たりがいい」など、庭に対する希望条件も寄せられています。

また外の空気に触れる場については、「ベランダやデッキ・縁側があるといい」という意見もありました。

6位 床の素材

  • 床が滑りにくい(20代 女性)
  • 子犬のしつけが完了するまでは、畳がズタズタになったり、リビングのコルク製の床で用を足してしまったりで、掃除が大変でした。成犬であっても、もしもの場合用に床の素材は掃除しやすいものがいいです(30代 女性)
  • ペットの足腰にとって負担とならない床材(50代 女性)

「床の素材」も6位でした。

「滑りにくい床がいい」「手入れしやすい床がいい」という意見が多数。

床が滑りやすいと、ペットがケガをしてしまう可能性もあります。

また爪で傷つきやすい床や掃除しにくい床だと、メンテナンスに困ります。

7位 段差が少ない

  • バリアフリーな家。将来的に目や足腰が悪くなった場合でも、大きな問題なく生活できるようにするため(20代 女性)
  • ペットが老齢なので、段差が少ないこと(40代 男性)

「段差が少ない」が7位です。

ペットが老齢になったときのことを考え、段差を減らしたいと考えている人が多くなりました。

リビングや居室だけではなく玄関の段差なども、老齢になったペットの負担になることがあります。

またペットによりますが階段の上り下りが多いと背骨や腰に負担がかかることから、「階段が急でないこと」「平屋」を挙げた人もいました。

8位 静かな環境

  • 周りの動物の鳴き声が聞こえないこと。猫なので、犬の鳴き声とかは怖がるかなと思う(20代 女性)
  • 周辺の音です。猫は人の声や周りの音に敏感なので、落ち着いて暮らせるように、日中や深夜など静かな時間帯がある場所を一番に考えています(30代 女性)
  • 周辺環境が静かで、ペットが安心して暮らせること(40代 男性)

8位は「静かな環境」です。

音に敏感で騒がしい場所だとストレスを感じやすいペットの場合には、周辺の静かさが重要なポイントとなります。

そのため「音の出る施設が近くにない」「閑静な住宅地に住みたい」といった回答も寄せられました。

現在の家がペットと暮らしやすいと思っている人は79.2%

現在の家はペットと暮らしやすいか

「現在の家はペットと暮らしやすいと思うか?」という問いには、「とても暮らしやすい」「まあ暮らしやすい」と答えた人が合わせて79.2%を占めました。

多くの人が今の環境に満足しているとわかります。

満足している人の回答を見ると、「ペットのために、賃貸住まいで感じた改善点を活かして家を建てたから」といったコメントが寄せられました。

また「ペットが健康でいてくれるから」「近隣からのクレームがないから」など、大きなトラブルが発生していないため満足しているという人も。

一方で「満足はしているものの改善したい点はある」と答えた人も多く、ペットや飼い主がより快適に暮らすための改善点を認識している人も多いとわかりました。

ペットとの暮らしで見直したい家のポイントは「床の素材」

ペットとのくらしで見直したい家のポイント

ペットとの暮らしで見直したい家のポイント1位は「床の素材(168人)」でした。

2位「家・敷地の広さ(115人)」、3位「壁の素材(42人)」が続きます。

「重視するポイント」と重複する項目も多くランクインしています。

また「床の素材」「壁の素材」など、メンテナンス性の高さに関わるポイントを挙げた人が多いのも特徴です。

1位 床の素材

  • クッションフロアをタイル素材に変更したい。クッションフロアは汚れによる着色が残ってしまうため(20代 女性)
  • フローリングが滑りやすいので、滑りにくい素材にしたい。マットやカーペットを敷くとトイレをしてしまうので、床の素材を変えてしまうほうが安心できる(30代 女性)
  • ペットの爪による傷がつきやすい素材で、修繕の頻度が多く苦労しているから(40代 男性)

1位は「床の素材」でした。

「滑りにくい素材にしたい」「傷つきにくい素材にしたい」「水を吸いにくい素材にしたい」などの回答が寄せられています。

滑りにくい床にジョイントマットを敷いたものの、「猫がマットをかじって飲み込んでしまった」という体験をした人もいました。

また傷みやすい素材だと修繕頻度が高くなり、費用もかさみます。

2位 家・敷地の広さ

  • 小さい動物なら広さは問題ではないが 犬猫などは場所が必要だから(20代 女性)
  • もっと広い家で遊ばせたいから(30代 男性)
  • 犬も家族もゆったりと過ごせるスペースが欲しい(40代 男性)

2位は「家・敷地の広さ」でした。

「ペットを遊ばせるスペースが欲しい」「家族とペットがゆったりくつろげる広さ」などの回答が寄せられています。

遊ばせるスペースを公園やドッグランに求めることもできますが、公園が遠くて毎日行くのは難しいという飼い主さんもいました。

また「生活スペースが狭いことで、ペットを邪魔に感じてしまうことが嫌」という人もいます。

ペットと人間がどちらも快適に過ごすため、広さは重要な要素だと言えます。

3位 壁の素材

  • 爪とぎでボロボロにされてしまうので、できるだけ頑丈な壁に張り替えたい(30代 女性)
  • 破れにくい壁紙にしたい。猫は爪をとぐし、犬はおしっこをかけてしまうことがあるので(40代 女性)
  • 壁紙の強度。猫を飼っていると壁紙がボロボロになる(50代 男性)

3位は「壁の素材」です。

壁については猫の爪とぎに困っている人が多かったものの、一部「犬が噛む」「犬がおしっこをかける」などの回答もありました。

ボロボロになることを見越して、上下で壁紙を分け、猫が爪をとぐ部分だけ張り替えられるようにしたいという意見も複数寄せられています。

ペットがいると室内の臭いが気になるケースもあるので、「防臭機能付きの壁紙に変えたい」という人もいました。

4位 ペット用の部屋・スペースを作りたい

  • ペットの部屋があることでペットが落ち着いて過ごせると思う。また人間側の都合としては、常時ペットが部屋にいるとありとあらゆるものがかじられたり破られたりするため(20代 男性)
  • 小さめなペット用の部屋が欲しい。ペット用に冬場暖房をつけっぱなしにする部屋が大きく、暖房代がものすごく高くなるため(30代 女性)
  • 小学生と保育園の子どもが騒いでいるときに、「ペット用の部屋があったら」といつも思っています。子どもたちがたまにはめを外して大騒ぎするので(50代 男性)

「ペット用の部屋・スペースを作りたい」が4位でした。

理由としては、ペットが落ち着いて過ごすためと答えた人が多くなっています。

また「トイレやご飯スペースがないので」「汚れてもいい部屋を作りたい(他の部屋を汚したくない)」という人もいました。

さらに室温管理が必要なペットの場合、ペット用の部屋を決めておくことで、ペット用の部屋だけ常時空調管理すればいいという状態にできます。

5位 キャットウォーク・タワーを設置したい

  • 高低差をつけることで足腰の運動になる。また人間や他の猫と離れて、一匹でのんびりするスペースも必要だと思ったため(20代 女性)
  • 空間を利用したいので、キャットウォークを作りたい。家が狭いので猫がストレスを発散できていないと感じている(40代 男性)
  • キャットウォークなど、安全に高いところを歩ける環境をつくりたい。家具などに飛び乗って入るが、安全面に不安があるので(60代以上 女性)

5位は「キャットウォーク・タワーを設置したい」です。

猫のためにキャットウォークやキャットタワーを設置したいという人も多数。

「平屋やマンションだと上下の動きが不足しがちで、運動不足になるので」「楽しんでくれると思うから」などの回答が寄せられています。

据え置き型や突っ張り棒タイプなど、賃貸物件で導入しやすいキャットウォーク・キャットタワーもあります。

6位 柵・仕切りを設けたい

  • 扉の少なさ。開放感を重視して扉をあまり設置していなかったので区切れないのが悩み。仕切りがないので猫が家の至るところに行ってしまい、猫の毛が家中に舞ってしまう(30代 女性)
  • 玄関からよく脱走するので、脱走防止に柵を作りたいです。猫が外に行ってしまうと危ないので(40代 女性)
  • ペットが飛び出さないようにするための囲いを作ること。よく外に出ていこうとするので(50代 男性)

「柵・仕切りを設けたい」が6位でした。

「脱走や転落防止のため」「ペットが家の中で入れないスペースを作りたい」など、安全面に配慮した回答が多くなっています。

家の中を仕切る目的としては、「火の近くには来られないようにしたい」などがありました。

「ペット用の出入口を設け、人間がドアや窓を開けてあげなくてもペットが自由に移動できるようにしつつ、危険なところには柵を設けたい」という意見もありました。

7位 段差を少なくしたい

  • 段差などをできるだけなくしてあげたい。犬や猫が躓いたりすることを防ぐため(30代 男性)
  • 庭から玄関に入る際と、玄関から廊下に上がる際に、段差をなくしたい。スロープがあればよかった。胴長短足のダックスフンドなので、腰に負担がかかりやすく、ヘルニアに注意が必要で、段差でジャンプするのはよくないそうです(40代 女性)
  • 高齢のペットが転倒したり、怪我したりしないように、家の段差を少なくしたいです(50代 女性)

「段差を少なくしたい」が7位です。

ペットの負担を軽くするために、段差を少なくしたいと考えている人も多数。

ペットの犬種や年齢によって、段差をなくしたほうがいいと感じている飼い主さんも多くなっています。

置き型のペット用スロープなら気軽に設置可能です。

8位 ペット用の洗い場を設置したい

  • 外に足を洗う用の水道が欲しい。外で足が汚れてしまった際に、ウエットティッシュで拭くのが面倒くらいから(20代 女性)
  • 室内に入る前に軽く足を洗える場所が欲しい。家の中にあまり汚いものを持ち込みたくないから(30代 女性)
  • ペット用の洗い場が室内に欲しい。人間用と兼用にすると臭くなるから(50代 男性)

8位は「ペット用の洗い場を設置したい」です。

ドッグランやペット専用物件のエントランス付近などに設けられている「ペット用の足洗い場」を自宅にも設置したいという人が多数。

洗い場があることで、散歩後も室内に土を持ち込む心配がなくなります。

また少数ですが、屋内にペット専用のシャワースペースが欲しいという人もいました。

まとめ

ペットと快適に暮らすためには、広さのほか床や壁の素材も重要なポイントとなります。

また周辺環境としては、動物病院・散歩コース・ペットショップなどが近いと安心です。

「家を建てる際にペットを飼うと想定していなかったので、今苦労している」という体験談もありました。

例えば犬や猫を飼っている家の床や壁が傷つきやすいと、修繕費用がかさむなどの問題が起こります。

またペットカートやペット用品の収納場所がないと、室内に物が多くなり狭く感じることもあります。

今後ペットと過ごす家を建てたり借りたりする場合には、自分とペットには何が必要かを十分検討しましょう。

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